厭世のコラージュ
人間にとって最も善いことは生まれてこないこと。次に善いことは早く死ぬこと。
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ハルコロ
 夕べ(15日)の「その時歴史が動いた」は知里幸恵が取り上げられていた。

 む、そういえばと本棚を探すと、『ハルコロ』全2巻がありましたです。冒頭には知里幸恵『アイヌ神話集』序文。
その昔、この広い北海道は、
私たちの先祖の自由の天地でありました。
天真らんまんな稚児のように、
美しい大自然に抱擁されて
のんびりと楽しく生活していた彼らは、
真に自然の寵児、
何という幸福な人だちであったでしょう。

 我ながら本書を持っていたことに驚き。ところがページをめくってさらに驚いた。

ハルコロ1

 みんな着物(民族衣装)が左前。全ページ。

 気になる。気になって読めぬ。

 その昔、とある旅館で“死んでいた”オナゴに「もしもしお嬢さん、あなた死んでいますよ」とご注進した私である。箸を正しく持てぬ日本人は死刑にせよと云う私である。

 石坂啓も本多勝一も萱野茂も編集者も、誰ひとりとして気がつかなかったのか。それともアイヌは左前で着るのがデフォなのか。

 いやあ最初に読んだときは全然気づかなかったけど。

ハルコロ2

石坂啓著/本多勝一原作/萱野茂監修/潮出版社
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コメント
この記事へのコメント
右も左もありですね。
初めまして。
アイヌの衣装の着付けの事ですが、古い写真や江戸時代の絵画には左前で着ている姿が写ってる、描かれてるのも多いとか。
そもそも、本来、って言うか、古代は本州以南でも左前の気付けはあったそうですが、奈良時代に禁止にされまして、それが完全に固定化定着してしまったとの事。
その影響を受けなかったアイヌは明治、大正までそれで着ていたという事らしいです。
オキキリムイ| | 2008/10/16(木) 11:56:31
オキキリムイさん>
はじめまして。
アイヌは左右ともにアリとは知りませんでした。
水瓶座| | 2008/10/17(金) 12:44:20
すみません。検索していたら迷い込みました。着付けを逆としたのは当時のアイヌ絵巻に示されています。ただしこれはアイヌを野蛮人だとして興味を頂いた世間の望みに適うよう絵師が仕組んだもののようでもあります。蝦夷錦とも言われるように本州の伝統が伝わるよりも大陸へと続く交易が盛んだった北海道故に。一意見として書き込ませて頂きました。
T| | 2008/12/22(月) 01:13:47
Tさん>
おっしゃる通りとすれば姑息ですね(和人が)。
それ以前に、左前(死人前)に描くことイコール野蛮人の構図が分からないのですけれども。
水瓶座| | 2008/12/23(火) 11:26:20
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