厭世のコラージュ
人間にとって最も善いことは生まれてこないこと。次に善いことは早く死ぬこと。
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死刑制度万歳
 「被害者感情」「遺族感情」という錦の御旗。犯罪的無知の善良なる市民は、これが大層お気に入りである。悪人を殺せば平和になるという歪んだ性善説。悪人は突然変異で産まれくるわけではないんですけどね。

 この国で死刑制度を積極的に存置させる理由は「被害者感情」とやらしか存在しない。そして、被害者感情に名を借りた、容疑者への執拗な私刑。容疑者を吊るし上げて平穏な社会が訪れるのか。なるほど独裁国家ならばそれも然り。

 およそ民主法治国家において、被害者感情は最大限くみ取られるものではない。被害者感情にいちいち配慮していたのでは、法の秩序は保たれぬ。作家・高村薫の言を借りれば、「個別の裁判所がその時々の世間の声に左右され、判断がまちまちになっては、裁判への信頼が失われ、法治国家ではなくなってしまう」「被害者が幼い女の子だから死刑、年寄りだから死刑回避となれば、人の命に差があることになってしまう」。

 介護に疲れたという「身勝手きわまる理由」であるにもかかわらず、高齢の親、夫、妻を手にかけた場合は情状酌量ってヘンじゃない? ここに無いものは、「市民(国民)感情」である。だれも興味がないからだれも怒らない、だから情状酌量なんですって。

 強姦されるは自己責任で、殺されるは自己責任ではない、という摩訶不思議。男は黒豹なんだから、ふふふ。野宿者が惨殺されても世論は盛り上がらないのはどうしたことか。「人の命に差がある」(高村薫)ってこと?

 日本は平和ボケだ、などど訳知り顔で耳から脳みそをたらしている手合いもいるが、いっそ立ちションも万引きも強姦もすべて死刑にしたらどうだろう。非常に緊張感ある日常となること請け合い。戦争などせずとも平和ボケから抜け出せようというもの。

 そうそう、憲法が保証する自由及び権利を保持するための「不断の努力」を怠った国民も、もちろん死刑ね。法の最上位である憲法に違反するほどの極悪はない。
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コメント
この記事へのコメント
新年早々お邪魔します。
被害者感情
遺族感情
という錦の御旗だけではありません。
やったことのツケ払い必然性もあり
加害者の家族、親族へ与える世間の人への申し訳なく思う心情は必ず存在するものであって、遺伝子に付き纏い一生傷として深く漂い残るものなのです。
多くの公費を使わせ
関係ない人たちの労力を多大に使わせ
現場となったひとびとへの傍迷惑はいかばかりかと思います。
つまり、それほどに一つの殺人が引き起こす影響力というものの、大きさを知らねばならないものでしょう。

それらのやってしまった事のツケは甘んじて受ける必要があります。
また、本人もそれを覚悟して行っている場合もあります。
不思議と早く決着すれば、加害者家族、親族、 被害者家族、親族双方も、心の痛手を長々と引きずることもなく、早くに再スタートができるのです。
忘れることはないでしょうが・・・・
正月早々、あなたに批判的なコメントで申し訳ありませんでした。
ara| | 2008/01/06(日) 07:58:36
araさん>
こんにちは。

当事者である被害者・遺族の憤まんやる方ない感情を、私は否定しませんよ。錦の御旗をふりかざして、吊るし上げた容疑者を死刑へと導く「ニュースショー」をきゃっきゃ云いながら楽しんでいるのは被害者自身・遺族自身ではありませんから。
水瓶座| | 2008/01/07(月) 09:57:35
死刑をなくして、みんなが憲法に守られるようにしましょう。そして、殺人者を擁護しましょう!ただ、その殺人者を殺人してもやっぱり法の下の平等で擁護しましょう!
絶対生きて出られない終身刑がない日本ではこの方法がもっとも最善の方法です。
moron| | 2008/02/04(月) 18:46:31
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