厭世のコラージュ
人間にとって最も善いことは生まれてこないこと。次に善いことは早く死ぬこと。
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遺族の声は
 法務省は死刑執行で氏名を公表した。国連の人権高等弁務官は日本政府が7日公表した死刑執行に懸念を表明するも、法務省曰く、情報公開することで死刑制度に対する国民の理解を得られる。

 現在の日本において死刑制度が存置されている理由とはなにか。ひとつは、被害者感情に与(くみ)するもの。ふたつは、世論である。しかしそのどちらも、溜飲をほんのちょっと下げる効果しかない。

 この国の死刑制度は「国家による報復殺人の代理」でしかないのだという事実と向き会えば、犯罪の厳罰化、応報刑の強化が叫ばれるのも納得。

 重大な殺人事件が起きるたびに「被害者感情」がお題目として唱えられる。光市事件では、遺族の「奮闘」する姿にやんややんやの喝采である。極悪人は殺せの大合唱まで湧き起こった。

 そこで疑問がひとつ。被害者感情に与した結果としての今回の死刑執行を、その被害者や遺族はどう感じたのだろうか。狂乱取材がウリの大マスコミにはこの点の報道がみられない。

 大マスコミはなにをしているのか。被害者や遺族には是非とも取材し、報道すべきだろう。あなた方が望んだ通り、死刑囚はたった今殺されましたよ、心境はいかがですか、と。

 死刑制度がある以上は死刑執行に問題はない。死刑執行に被害者や遺族が後ろめたく思う必要も遠慮もいらないのは当然。

 果たして、死刑執行によって被害者や遺族は癒されたのか、明るい未来が拓けるのか。これを知ることは、死刑制度を存置する以上、非常に重要なことだろう。

 ところで、順番からいえばとっくに執行されてよいはずの袴田巌死刑囚はまだ長らえているようだが。ナンデだろ。
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水瓶座さんの素朴な疑問に、むむう、と唸ってしまいました。  重大な殺人事件が起きるたびに「被害者感情」がお題目として唱えられる。光市事件では、遺族の「奮闘」する姿にや...
2007/12/11(火) 13:49:20|Tomorrow is Another Happy
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